イエローダイヤ・マン《標榜編》〔591〕コインランドリーの増加は未婚の男性の増加に正比例していて、しかし、別の側面も垣間見える。同時に普通一般の家庭でもコインランドリーを利用するケースが増加の傾向にある。クリーニングに出していた炬燵布団や家のシーツを自分で洗濯する志向に変化しているとすれば、節約志向はこんな方面にも浸透を始めていて自分で洗える大物洗いが大繁盛。大家族でも週に二回と決めて行けばかなりの量をまとめて洗濯出来て、しかも一気に乾かせる。忙しい日常を駆け抜けるしかない現代人をそっとフォローしてくれる大物洗いではあるがまだまだ、高いイメージは抜けない。特に乾かすのに金が掛かる。ここを安く抑えることがまず第一段階だろう。いずれイオンやマックスバリュのみならず、大型家具店がこの洗濯乾燥業に参入も見込まれていてそれはコインランドリーによく似た業種にすでに参入していてそれがコインロッカーである。僕はランドリーとロッカーが全く違う分野とはどうしても思えず、特に、深夜まで開いているCD屋の近くに最近はコインランドリーが着々と増えつつあるのを目の当たりにしている。若者は潔癖症に近いくらい奇麗好き。コインランドリーも自分の目で見て選ぶ傾向にある。この鋭い視線こそが、次の突破口までこじ開ける起爆剤になるのだ。