俺はいじめに関しては余り大きなことは言えないことを自覚していて、いじめについてをこの先も論じていく資格などないことは重々承知で、口数も至って少ない。しかしこの一件に関しては物申す!!そういう姿勢でいる方が解り易いし、どこまで、金銭的に、えげつない志向でいるか、あいつの心境の一部になるので、面前で言っておきたいと思うのだ。草むしりの後にごみ袋を配るたって、それは一年に数回で、二回以上は滅多にない。それでもそれ以外が結構きつく、月に一回、月初めに配らないといけない市の広報誌が結構重くてきついのだ。これは全軒回って配って回らないといけない。あいつは、孫達の世話で忙しいの!!って全部俺に頼む始末。しかも班長のお手当てが来年の三月に渡されるのだが、それって幾らなの?って。俺は正直なので、四千円って答える。するとどうだろ。私に二千円よこすのよ!!って図々しいのだ。俺は怖いから頷いたが、こういうのが、いじめと言えないだろうか?俺は十六軒を隈なく配って汗も出て来て、ゼーゼー言うのに、あいつは知らんぷり。こういうのをいじめと呼ばないのなら、世も末ということだろう。