イエローダイヤ・マン《標榜編》〔548〕ダルビッシュ投手が自分のチームではない相手チームの選手たちにも、高級ステーキやロブスターをふる舞った記事を読んで、僕は爽やかな快感に包まれる。ダルビッシュ有の太っ腹というより、彼の優しさや心尽くしの気配りに圧倒されてしまい、ブログのあの記事を思い出す。ダルがお茶漬けはさっぱりしたものが好きでそのことをブログにしたためたら、本当に永谷園からお茶漬けの素が送ってきたという話で、日頃からサービス精神溢れる彼だからこそ、皆が心を尽してダルの要望に応えようとしたのでは?と。言ったこともないことが、メディアの挟間を席巻して、まるで、ダルがシカゴの人々から愛されてはいないようなニュアンスが伝わったりもしたが、ダルビッシュはそんなこと気にするタイプではないし、豪放らいらくな一面も備えたナイスガイ。誤報とは怖いものだなってダルの一件で身に沁みる。責任感の強い負けん気も旺盛な彼が、これから歩くカブスでの道のりは決して平たんではないかもしれないが、あのマッドン監督に愛されているその一点だけ見ても強運。そこまでの愛が、側に居る視聴者である我々にも伝わってくることが確信にもなろう。ダルビッシュ有が今後も盤石である為に、マッドン監督とチームメイトの援護とファンの力は不可欠である。