ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔240〕タヤは面倒みが過剰なほどで、それを母が嫌悪したのも、少し理解出来るような出来事がある。それはエイミーのことをタヤに話した時。エイミーは親友でいつも一緒にいたい私の憧れの女子なのよ!!って話すとあの家の先祖と和田家は実は遠い親戚になっていて、これからも仲良くしていくんだよ!!ってタヤが話してくれて、そのまま、エイミーに伝えると、早速、家に帰って家族に訊いたのか、翌日くらいに返答が返ってくるのです。家の人に訊いたけど、親戚でもなんでもない!!って話していたよ!!って。ようちゃんは愕然と来ます。母がなぜ、タヤを嫌悪したかが、少しだけ理解出来たのです。お世話が大好きで、常に絆を言うタヤのことを、大袈裟ではないのか?と母が心中深く思って嫌だったことです。核家族の最先端を母は走っていました。先祖の絆や、古いしきたりが、母を網羅しても、全然大丈夫だったのは、敗戦がそうさせたなど、まだ、六年生のようちゃんに、わからなかったのですが、時代の先頭をいく、エイミーの家のモダンさが、タヤの生き方や思想をもろに否定して来たことで、ようちゃんも価値観についてを鑑みるのです。遠い親戚だと言われてもそれは違うよ!?って返してきたエイミーをようちゃんはせん望の眼差しで受け止めていたのです。