ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔194〕この店の特徴は、酒店がオーナーのビルだということで、飲み放題やバイキングと様々な企画を盛沢山にしながら当初は随分当たって水商売のお手本のように言われた店。しかし度重なる企業の倒産や、交際費の圧縮で新たなる顧客を絞り込んでいかないといけなくなったその時に、浮かんだ名案がズバ抜けていた。普通はキープ制って自分達が行った時のみに適応で皆がそれを励行してきたんだけど、スナックのママが秀逸だったのね。キープを誰誰さんが来た時にも、飲んでも構いませんよ?っていう栞を入れたの。ほおお、しかしそういった意味不明は先行きがはっきりしない。どうして?ずっとその人と仲良しなのかどうか?わからないでしょう?なぜ?俺には、いまいちかなあ。私は元を取っていくと最初から睨んでいた!!なぜなんですか?キープを飲ませて貰ったお客さんは次回は彼の為に一本キープをしていく!!まさか、そんな縛りなんてどこにもないはずでは?そこをチャンスとして捉えるのよ?俺ならそういう流儀は嫌だな。どこに行っても自分でキープすればいい話。なんで人様にそういう.......黙ってきくのよ、これはいい習慣だと私は少なくとも捉えていたし、店もそういう習慣を付けていったの。それで?Dライフのテレビ番組シカゴファイアーで観て行くと、消防士たちは、どこでお酒飲んでいる?行きつけのバーか、仲間が全く来ないバー?その通り。この習性に目を付けたの!!