イエローダイヤ・マン《標榜編》〔520〕僕はこの処、大リーグを半分くらいまで観て、最後まで観戦することが滅多になくなってしまい、去年とは全く違う密着形になっていることが、大リーグの根本を語る上で意外に大事なのかも?ってマーカーを付けている。大谷旋風が吹き荒れて、NHKの大リーグの放送で自由の女神がバットを持って最初に見るのが大谷、その後田中投手で、次が前田。ダルビッシュ有の姿が巻頭から消えたことに憂慮を禁じえない。最初に大谷登場はわかるのだが、やはり次はダルビッシュ!!そういう観念のもとにある僕の憂慮は正統かつ常識に溢れたものだと胸を張る。昨日だった。ティルマン投手が、こてんぱんに打たれて一回で五失点ともはや信じられない姿を僕は目の当たりにしたのだが、この光景を去年観ていたことを思い出し、名投手もこうやって、一回で打たれて、二回も懲りずに打たれて、あえなく引きずり下ろされるという事態はよくある話で、もしかしたら、そういった美しさの奥に潜む滅びに、僕達は惹かれるのかもしれない。完璧なものが崩れ去っていく経過。昨日の田中投手も同位だった。六回までは完璧だったのに、いきなりノーアウト満塁になって交代。この交代劇こそはとても愚かなさい配だと解説者は語っていたのだが、当然だろう。どういう状況下であってもまだ一失点さえしてない田中を信じるべきだったのでは?と。チームが勝ったかどうかは分からない。