ルビー・ウーマン《黎明編》〔234〕いよいよ人生の崖っぷちに容子は辿り着いた模様でここでの決心や方向指示機が後の孫たちの人生を決定してしまうだけに、容子は迷いに迷う。一体どうしたものなのか?どういうアドバイスを次女に手向ければいいのか?せっかく孫二人の帰還というのに、長崎という僻地を忌み嫌う次女。出来れば新天地、福岡に住居を構えたい!!って。しかし当の容子には正直この次女を支えていく自信がないんだろう?出来れば孫達は翁の傍で教育養育を受けさせたいとの正直な願いが自分の奥深くに渦巻いていて、小学校入学まで時間は一年あるとはいえ、この次女が強硬な心をすでに抱いて今日あるという事実は容子をビビりあがらせている。福岡に行くとなると家賃を支払う能力を求められ、容子は又コンビニ応募しなければならなくて、正直きついなあってナマケモノにありがちな性向の容子。そこをばりばり突いて来る次女。私には育児があるのよ、みんな六十五歳までは働くんだよ!!って。確かにどこの現場を見ても老若男女という言葉が正統だと言わんばかりに犇めき合う。あんな場所で今度揉まれた日にゃあ、自分の感性が全部吹っ飛ぶだけでなく、体も壊してしまうって、怠け者ゆえの仕事したくない感。そこを詠めばいいんだな?福岡の 福に溺れて 通りゃんせ☆天神様のお通りだよ~~ん☆