イエローダイヤ・マン《標榜編》〔475〕俺は今週の西郷どんが視聴できなかった。会社で指定された番組をどうしても観なければいけなかったが、肝心なことを俺は聞き忘れていた。この番組は実は三つのチャンスがあるということで、再放送以外にも、BSでも視聴が出来てそれを俺は見逃した後に知る。いい番組だから何回もチャンスを国民に与えてくれて俺は心から感謝した。不吉な花嫁は今週見れるかもしれずぞくぞくしてくる。会社が指定していた番組も見た後で法外な発見を貰い、俺の心はリカバリーされたCDように新しくなる。これまでの警察放送はいつも、警察の側にどちらかというと立っていて不均衡だった。この番組では三人の交通事故鑑定人が紹介されて、その一番目に紹介された熊谷鑑定人が扱ったケースが俺を泣かせた。なんと別の白い車の存在が置き去りにされたままで、まるで、事故死したバイク少年、泰史君だけに非があったような結果で報われていなかった。死者に鞭打つかのごときの決裁をもう一回洗い直して欲しい!!とお母さんが立ち上がった。せっかく兄が探し出した目撃者も最後はケツをまくってしまい難航も今後予想されるが、俺は熊谷氏の位置こそが本来なら、警察が果たすべきスペースなのに?って悔しかった。死人に口なしを誰が助長するのか?それは真実から目を逸らした時間の同伴者だろう。