イエローダイヤ・マン《標榜編》〔469〕俺はパシュートが金を獲って初めて高木選手が姉妹だったことを知る。なんという氷上の活躍だろう。ご両親もさぞ嬉しかったことだろう。これで日本の金は十一個。カーリング男子など無念ではあったが、確実に次のオリンピックのメダルを想像させてカッコ良かった。スポーツが持ついかんともし難い勝負運のラッキーやアンラッキーを俺達観衆は替わり交代に持ちながら、はらはらどきどきの連続を味わうことがオリンピックの楽しみだろう。そして土曜夜の安住アナウンサーとたけしさんの番組が面白かった。何が面白かったか?っていうと宇野選手と羽生選手をインタビューしている時、又たけしさんがジョークを放った。羽生選手が後ろから押したんだね?って。すると羽生は、いいえ、僕は後ろにはいませんでした!!ってきっぱり言い、たけしさんのジョークをすり抜けていった。そこが天才羽生のイノセントを炙り出していて視聴者としてよく解明出来た。羽生選手はやはり根が正直で嘘が付けない。それこそが連続純金王者の真相だろう。俺はこの番組のたけしの位置が好きだ。いつも番組を壊そうとする示唆に満ち溢れ、他の番組にもこれ位の自由の申し子的な人間の存在は必要だなあって、そこを思う。