ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔119〕表面上は性悪説型に見える人間の心の温かさや、表面的には性善説型を装う人間の内面の疲弊。誰しも疲れていて、本来の自分を確定する事が出来なかったり、或いは自分を騙してでもイイ人であろうと無理したり。そう言うときは何が表裏一体で現れるものなんですか?実力の陰影がその時こそ示される。能力のある者とそうでない者の差異。じゃあ、優秀な人材イクオール優秀なルートに据え置かれる顧客?とみて間違いありませんね?ええ、私はこの前セブンで研修留学生の男の子がレジに立ってて、一瞬悪い予感したの。隣のレジは閉まっていて、発注画面を首に掛けて操作する熟練者が見えたものの、あえてその留学生のレジに並んだ。っていうか隣で指南する別の熟練者も顧客に実際応対しながらレジを覚えていく経過の大切さを嫌という程わかっていて、顧客の私にもそれが伝わった。それでレジは上手く運んだんですか?三本入り歯ブラシを地面に落とされた。しかしこっちが言ってやっとそれを取り替えに売り場に走るベテラン。それを見て不快に?いいえ、顧客と一緒に育成されていく研修生の姿を容認した。落としても替えなくともいいという顧客もいれば、絶対に取り替えて!!っていう顧客には雲泥の差があるのよ。