俺にとっての家庭生活は正直言うと、貯金していたお金がいつの間にか消えていたという感じは否めず、結婚しないで一人でいたら俺には金銭的余裕があって、暮らし向きは良かっただろう。しかしその先を考えると怖くなる。俺は孤独死をしても誰からも見つけてはもらえずに、一週間経過もあったろう。今、少し発見は遅いかもしれないが隣の部屋に家族がいることが嬉しいかもしれない。しかし俺は瘠せても枯れてもバンカーだったなあって、バンカーなりの蓄財は?って自分が亡くなった後を想像すると、情けなくてこの場で消え入りたくなる。衝動的にそういう気持ちになるのもまだ、俺のどこかに誇りが残っているからだろう。この誇りが貴重だ。誰に蔑まれてもいい、俺は家庭人としての職務をまっとうしたその挙句こうなったのだから。デルスカイしておこう。貧婦の下敷きにされてはいかんぞ?☆俺の轍を断じて踏むな!!!☆