エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュー編》〔57〕里子は大衆と呼ばれる全員が川柳に親しめるスタンスを獲得していることに手を合わせて、これからの気鋭盤石を思うのです。自分の作品を前出しするよりももっと有意義なことが控えるのでは??と。人々がどんなことへ興味のほこ先を合わせて久しいのか?ここが痛いがメーンになる。日本人の心の温かさやシビアさ、そして情報収集量の豊富さ、その豊富さの中にあっても支持されたり問題視に至れる新取勘。こういったものは都会にいないと駄目なのだろうか、いいえ、田舎にいても同位であるはずと。途端に気になる娘達の動向で、メールを入れてみます。長女は仕事の合間に返信してきますが次女は来ません。寝ているのかもと暫く待つことにします。三月は卒業式で一旦帰崎する予定ではいたものの、返信がこう遅くてはその前に一回ちゃんと帰らないといけないかも?って。バイト先ネカフェに電話掛ければわかるかも?こう言う時に旅パックが助かります。万が一の為にすべての電話番号を網羅したメモ帳を携帯してきたのです。十八歳になっても母親の領分が消えた訳ではない。母が自由である為の最低条項が存在したのです。