俺は今年の、県立長崎東高校の正月恒例の同窓会を楽しみにしている次男に喝を入れた。息子は58回生だ。ブラジル、サンパウロの宣伝を皆にするんだぞ?名刺を配ることを奨励したのだ。会費は高いがこの回生たちが会場を目掛けてやって来る。同期のサッカー部員だけでなく、三十代になったという節目、そこが破格の面白み満載ということだろう。次に開催されるのは十年後で、今のメンバーが四十歳になった時点だ。長崎県立東高校の特別な年にも今年はあたっている。各回のメンバーたちが、それぞれ各会場に分かれて、十年ごとに同窓会は催されるという。それぞれの時代を突貫して、秀でた人物とはどういう人となりを指しているのだろう。バンカー時代、俺は銭だけで、成功歴だけで、おおまかな人物像を探ってきたタイプだが、銭では示されない愛される人格があるはずだ。魅格とデルスカイしておこう。