サファイア・マン《緻密な男編》〔160〕子供たちのことが心配になって来たのも類推が頭で起こったからで、その高層ホテルの部屋に窓があったことを思い出していきなり動悸がし始める。出る時に窓に注意しなさい!!とは言ってなかったからです。閉店を待たずに帰ろう!!それに越したことはないと身を半分立ててもジャンジャン掛かっている。トイレに行きたくなり周囲を見回します。当時は携帯電話もない時代で、今ならちょっと外へ出て電話が出来る。いい時代が来ているな・・・と噛みしめられなければ嘘で、ようちゃんは気に掛かるみっつを頭に描き物事に没頭出来ないときには条件が揃っていることに即時注目するのです。景品交換が出来なければ結果はなかったも同然。せっかく大勝なのに・・・。それと子供です。子供に何かあったら?とてもここで遊んでいました!とは言えなくなる。それとトイレです。自然現象が自分を雁字搦めにして勝負にのめり込めない。その時にようちゃんが気がついたことが破格で、自分の生活実態を思うのです。生活感が出て来ないのは夫がいるせい??って。