イエローダイヤ・マン《標榜編》〔352〕年金の最終積み立て年月日は五十五歳で完了していなければまずい。しかしそこを鑑みれば、四十歳から始められる年金案という手軽さもある。実は子供が義務教育時代が金は掛からず、四十歳というと晩婚時代ゆえに子供の教育費は普通は掛からない。そこでワンコイン貯金の気持ちでちゃっちゃか始められるという手軽さに自信はある。ワンコイン貯金でさえ、最後までしたことのない人々っていうのはどうしてもそれを使ってしまうという貯金箱派は多くて絶対にそれを使わせないっていう貯金箱はあるのだ。大体金融機関は定期でもなんでもだが、顧客が下ろしたい!!って言って来れば下ろさせる。このシステムを俺は取らない。本人の為に順守するのはこの年金の安さ。掛け金が安いのに、なぜ元が取れて受給期間を悠々耐え忍ぶことが出来る?それは企業秘密だ。皆が六十代から七十代をそつなく過ごせ、しかも孫なんかに何か買ってやる余裕なんかはないが、迷惑を家族に掛けない。俺が念頭に置くのはここなのだ。