エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュー編》〔44〕むしろ越谷市立図書館よりもこのダイエーとお隣同士の南部図書室の立地が気に入り一泊を延長して、近くのネカフェを本陣として数日間いるつもりでいたのです。バス代が掛からなかった。しかしこの本、投稿全集には参ります。にぎりめしの川柳でさえ、佳作なのです。いかに当時のレベルが高いかを知らされ自分は本当にこの川柳を立脚に及べるのか?そもそもサイトの立ち上げもまだだったのです。そして佳作をさらに見ていくと神々しいものが燦然と輝いて目に留まってきます。今も秘蔵す 運命あずけし 千人針 埼玉県の斉藤さんの作品です。最後の文字が難しくてパソコンでも出てこないけど男性。しかもよりによって千人針が里子にはわからない。すぐさまケイタイで検索します。生きて今日に至ることが作者自身の運命だったとは・・・。里子はこれ以上そこにいると失墜感ばかりで少し外に出てカフェに立ち寄ることにするのです。近い場所にレイクタウンがあることを人ずてに訊いていたからです。レイクタウンという名称も素敵で映画も観ることが出来るよう・・・芯から精算したい気持ちでいたのです。彼氏は相変わらず連絡をしてきて電源切っていても後で表示ある。人間関係とそして社間距離。両方が切ない難関を提示してきていたのです。