イエローダイヤ・マン《標榜編》〔311〕俺はチェックしていた訳でもないのにいい番組に出会い兜の緒を締め直す。困ったことに業界の掟破りを描いたノンフィクションでしかも同窓生でもバンカーに成って今ある友もいて胆に銘じる。なんと時代はバブルとその後・・・。そこで大金を得たあるマッサージ師夫妻の悲劇を描いていたのだ。浮き貸しに手を染めざるを得なかったバンカー。自分の意思をはっきり言えずどうしてもノーが言えずこのマッサージ師の預けていたお金を他への融資に利用してしまう。やってはいけないことなのに魔が刺すどころではない。偶然の悲劇が両者を襲う。ノーと言えないで罪を犯しているのにそれに気が付けず本社融資部への栄転を差し出す銀行の馬鹿さ加減だろう。そして歯がゆいのは人物家ゆえに、罪を犯しているバンカーに気が付けないマッサージ夫妻で本当にいい夫婦で俺は段々腹が立ってきた。旦那は目が見えないのだ。それなのに手を掛けるという残忍さ。まだ死刑執行には至らずにそれは私利私欲にはあたらないから・・・という。俺は甘い!!とそう思う。人の命を夫婦とも抹殺したのだ。それを度外視したり軽減出切る措置が俺には全く分からない。