イエローダイヤ・マン《標榜編》〔288〕俺は母からメールを貰ってドキっとする。それは調度品を調べるために母がひとりで天神界隈のホテルを一週間泊まり歩くというのだ。高級調度品ではなく今の主婦たちや主夫たちが愛しているものが意外なモノでそれを把握しておかないととんでもないことに・・・俺は耳を疑う。なぜならヒャッキンなんて母はほとんど購入したことがない最近で、それも視野にあるというのだ。確かに親父がまだ平で転勤で社宅回りをしている時、俺はヒャッキンのものをよく目にしたが今どういう調度品に囲まれて生活しているか、この前行ったからわかっている。これからはそういった調度品は若者は見向きもしないし、どうやって年金を残して老後を安定に持っていくかそこに絞られているのよ、あんたもうかうかしていると彼らに追い越されてしまうわよおおおおおお?って。最後の疑問符がやけに気になる。俺には人生取った観があって昨夜ダイアナ妃の番組で私はやったわ!!アイディッドイッツをせっかく覚えたばかりなのに母の執拗さだ。あんたと小さい時に泊まったパーソナルホテルリュウにも行ってみる!!って。パーソナルホテル??リュウウウウ??俺はさらにわからなくなったのだ。