イエローダイヤ・マン《標榜編》〔244〕どんなに分厚い金言集を読み込んでも出てはこないのが己の設計でありスタンスだ。本を閉じたときにはうっすらとはわかる。偉人達が俺という凡人に言いたい事。しかし数分も経てばもとの木阿弥で俺は俺のケースに収まらざるを得ず、そのときにこう思うのだ。誰にとってもラッシュアワーの感触が違うように人生の金言は異なるということで、そこで直面しないとわからないし、味わえないものなんだなって。今治の手拭が俺に送ってきた。その手拭を開けてすぐさま使うことを俺はイマ決めた。これまでの俺なら箱から出さずに保管したタイプだ。俺のそういったおざなり主義がすべての停滞を生んだのだとすれば、簡単なことだ。俺に向かってくるすべての人材を拒むまい・・・そして俺からもガチで質問をしよう!!今日は俺の三十二歳の誕生日だ!!両親と姉から義理メールが来る。学生時代の友や昔馴染みや幼稚園時の友からもお祝いメールがどんどん来る。俺の宝はこの人脈かもしれないぞ!!そして婚活パーティを制覇して、ハヤイトコ婚勝組にレベルアップしたいものだ。俺の抱負が抱負だけに納まらないように、みんなが見守ってくれたらこれ以上はない。