イエローダイヤ・マン《標榜編》〔213〕俺はすっかりほっともっとの女性陣に人気の顧客になってしまったのか、全員が俺のことをチラ見する。全員が作業の手を止めて俺を見る。その様子は決してジロジロではなく俺の心がピリっとするし、気持ち高まる場面にもなる。ほぼ毎日ほっともっとに通うがガパオライスはまだ頼んでいない。頼もうかな?と思ったことはあってももう少ししてからにしよう♪の意識が俺を包み込みやっぱり銀鮭弁当にしてしまう。最近はアレコレ違ったものを出来るだけ注文するようにしている。いい弁当人になったな!と俺は自分を量り、弁当箱の中に埋め込んでいる。どんな弁当にもそれぞれの生活人の匂いがしてそれを注文し、待っている人々の横にいる内にも作風を貰えるのだ。どういった感じかというと、一瞬だがその他者の日常に入り込む迷路のような錯覚で、その人本来の気持ちも見えてくるから俺の突破口として感じ入る奥儀の間になる。家で作ることが出来ない人々だけではなく広範囲に人気を取り込む技術に習えば、顧客の購入理由のほとんどが弁当が欲しい食欲に何かが加味した状態だといえる。例えば妄信に程良く合致した何かでそこが味スポットだ。自分の家で作り出すことが出来ようと出来まいと、ここで自分のニーズを見出すようにした習慣が誇らしいのだ。・ほ・誉められる自分である為の手前味噌は確実に存在する。