イエローダイヤ・マン《標榜編》〔179〕小泉ジュニアがこう反発した。もう子供じゃないんだから、それくらい自分で決めたいと・・・。大人なんだからだったかもしれない。俺たちの時代の鬱憤を晴らしてくれる清清しい立腹に心の底から嬉しくなって、溜飲が下った思いでいた議員も多かったろう。よき先輩の金言かもしれないが、何か照準も違うような気がしていて、それこそが庶民とのズレだろう。海外にいくことを予約していた議員には台湾へ親交に行く代議士たちもいて、キャンセル料は誰が一体支払うのか?その支払配分の比率までテレビで言い合っていたが、馬鹿みたいな論議だ。誰が支払うとかそういう問題ではない。本当に用事があればいくべきなのだ。それともそれほど火急の用事ではなかった?とどこかで勘ぐりたくもなる。真摯に物事を進めうる人材とはやはり、優先順位がはっきりしたグループだと俺は推察する。選挙運動まがいのことをゴールデンーウィークにやっているからといって、必ずしも優れた政治家とはいえない。このズレとは何だろう。確実に政治が流動化し、ミックスマークになってきた兆候ではないだろうか?庶民の目が肥えて、一目で、ていたらくな政治家を見極める。それは地元を回っているから大丈夫な問題では全然ないのだ。