イエローダイヤ・マン《標榜編》〔150〕俺がこれだけ口を酸っぱくして思うのも自分の為にいっているし、もちろん将来を考えてのこと・・・結婚にも分はあると人生のパートナーを視野することも有意義と捉えるが、この言い方に難はありまくり・・・と大学時代から思っていた。少子化で、年金を支える若者がいないことで年金自体の将来が危うくなっている、だから必ず納めて下さい!というモンゴンで、随分な話だなと不服に思った。こんなご時勢に子供を多くもうけることは勇気の要ることだと俺は思うし、結婚の意義さえまだその頃、きちんとわかっていなかった俺にとっては寝耳に水だった。こんなセリフを若者に吐くこと自体、この国が若者依存の国だということにハッとしたし、どこまで依存心が強いのか、俺たちの税金は一体誰の為のモノなのか?疑うような公費の無駄遣い。一体どれくらいの財布の紐が存在し誰が持っているのか?自衛隊の制服装備にしてもワンセット五十万?甚だ勘違いもいいことだ。国の装備とは心の情操を言うのだ。そこで五十万??とそれを聴いて笑顔でいられる大衆は凡そ少ないと俺は思う。質実剛健を捉え間違った結果だろう。そもそも自衛隊の心はそういう外面上の晴れやかさを望んではいない。