ルビー・ウーマン《黎明編》〔180〕幾つもの談義を踏まえながら俺達が今、越えようとしている垣根こそが人類に不可欠な分岐点といえはしまいか?分岐点を迎えて右か左か迷うとき、どういった指南かと迷うとき、必ず視野内に入ってくる思想の軸だが、これだけの宗教が混在するニッポンが舵取りを見出すことにも無類の決断が生じる場面とは思わないかね?はい、園児達にあのような歌を覚えさせて教育の主張を埋めようとする、森友学園の行く末を思えば何だか空恐ろしい戦後が俺たちに見えてくる。ええ、容赦なくいえば、ああいった教育が思想を歪めていくことは確実で、大変な蒙昧を禁じ得ないと・・・。わかるぞ、しかし脇田大佐はそういう風潮の中で自分の心をある一定の水準で保った硬派だった・・・。はい、硬派の意識は常にありました。そのお前が必ずや今の若者に伝えたい気持ちというのは一体なんなのかね?俺は人それぞれ取り方だと思います。クールだな?それぞれの開眼と引き換えにポジション稼働ということでは?俺が訊いているのはそういうことではない。ええ、わかっています、お願いします。 菱餅も ダイヤモンドの 上陸かな〔研究は成果を引き出す〕