イエローダイヤ・マン《標榜編》〔97〕里帰りした稀勢の里の里の字をそのままにして稀勢の里帰りという字幕を見て俺は咄嗟に思い出す。彼の中学校時の努力の努の文字。下の力が二個になっていたのだ。こういう発想は普通の凡人には中々出ては来ない。そして力を二つ書いた背景には、天才ではないから本当の努力を積まないと自分の希望を達成していくことが困難なのでは?と既にその十五歳から祈念していたことが俺を感動に導く。彼のことを、中々勝てないゆえに父など相当にくやしがっていた。母もいつか諦めていたのだ。一般の常識を覆す為に彼は準優勝を続行することで、引っ張った。どうにかしてくれよ?もうあかんで?こういったギリギリの攻防も今となっては笑い話。なんというニッポン男子の攻略だろうか・・・。俺が稀勢の里帰りを使って川柳に挑みたい!!って一瞬思ったのは事実だ。確かにテレビ字幕を真似たものだが、最初はそういうので試行錯誤するのもいいのかも♪と思っている。俺の企業でも新しく川柳の価値を見出した輩は多い。後続ではあるがそういった感動を伝えうるニッポンの御家芸を推進する運びになった。キセノンと呼ばれる由縁はスージョがいるからこそで、ここからさらなる躍進を彼は遂げることだろう。怪我をしないで頑張って欲しい。