脇田大佐も今年を振り返り、多くの思いにこころを巡らせるがその中でも痛々しかったのは歳末の糸魚川の大火災でラーメン店の主のこころの迷宮を脇田大佐も追ってみる。老舗の酒屋のばらばら砕けた瓶の姿。それらを見ると切ないし、まるで、戦後の焼け野原のようになっていてそこが痛々しい。しっかしいきなり伴侶がこう言うのだ・・・・。生きる気力を失ってこのラーメン屋の親父さんが自殺なんかをしないかがとても心配だ!って。その言葉に脇田大佐は驚愕と感動をもらう。正しく不意打ちだった。こんな失火をやらかした兆本人に対する言葉ではないように最初は思うもののやがて・・・孫が遭遇した伴侶がここまでの器なら?と脇田大佐は心を置き換えたのだった。そして誰も亡くならなかったことに手を合わせる。ほなあ大佐、喜一郎定食お願いします。生き恥を 曝すも酉は 告げるかな〔弱気にならずこれからを一緒に考えましょう〕