ルビー・ウーマン《復讐の館おさらい編》〔181〕今年なんといってもキャロルを最高歓喜に導いたのはシカゴカブスの優勝で、このチームにマドン監督が来て二年目の快挙。そもそもこの監督の手腕を国の向上に役立てることは出来ないものか?と真剣に鑑みていくと、下積みという言葉が第一に挙がって来ます。特に経済への好転を思うときひとつひとつの事案をそつなく見ていくとすべてが金銭に絡んでいます。スポーツ分野の話だけとはキャロルは思いません。人類が共通共有出来るチャンスの卵が詰まっていると思うのです。選手が普段通りの力を発揮し自由にあるがままに動かすだけで、向上するのならどの監督でもいい、しかしマドンならではの眼識はどこで生まれたのか?なぜ、耐えることが出来たのか?恐らくご自分が忍耐強いからこそ選手達に考える力が生まれてきたのだと・・・。今年県代表になったサッカーチームの長崎総合科学大付属高校の小峯監督も選手達を自由にさせて勝つタイプで、勝因を訊かれても、答えは同じ。選手がみずから動いた結果がこうなったと自由を示唆します。映画バックトゥザフューチャーでは実は、カブスの優勝は2015年と一年早い。しかしこれを契機としてキャロルはこういう暗示を展開しています。何もかも一年遅れだが、確実に人類は平和に向って歩き出す・・・と。映画が達成した未来を我々も引き寄せましょう。