イエローダイヤ・マン《標榜編》〔36〕俺は珍しく高田純次が追い込まれるそういう番組を観る。それは窓辺さんを演じる俳優によってで、大事な銀行の貸金庫の鍵が時計がボーンボーンと鳴るその瞬間にもばれてしまう・・・時間はどこでも正直なのだ。古い番組だが俺は高田純次の才能の芳醇さを改めて思い知ったのだ。コミカルなニンゲンが辛辣を演じるときにはこうも周りをドキドキさせるものなのか・・・石野陽子の演技にも参る。不倫をしていたけどようやく立ち直り今は地下室に閉じ込められていた、その発端となった彼氏に、あなたこそが地下室へ行け!!と窓辺は言い放つのだ。なんだろ?この感動は・・・俺はゾクっとなる。裏で悪いことをしてきた人間たちはそう簡単には崩落しない。大きなバックボーンが後ろにあるからだ。もしもそのバックボーンを政治がこれまで支えてきたのだとすれば自ずと見えてくるものがある。政治ごっこだったこれまでの政治を卓袱台返し出来る女傑の出現・・・。小池新党に俺は改めて別の魅力が混在することに気が付く。男とか女とかはここでは全く関係ない。年齢もだ。みなぎる信念がある者だけが生き残る場所に、この国会議事堂が変われるだろうか?期待は出来る。