イエローダイヤ・マン《標榜編》〔27〕昨夜俺はビビッた。あの斉藤さんがテレホン係をして電話を掛けてきたお客様の対応しているのだ。そして平野ノラも・・・。ここで顧客からバシバシふたりわ言われる。ずっともっとこれから芸能界で生きたい彼らが本当に真剣に回答する姿に俺は感動する。斉藤さんはハゲねたばかりで全然進歩がないっていわれ、あたふたする。ノラに至ってもバブルネタだけでは今後どうするわけ?って電話口で詰め寄られる。そういう折衝が面白くて、一般人の口の達者さに改めて俺は感じ入り、やはりそういう時代、視聴者ボックスがきてしまったな?って。男の顧客にもじゃんじゃん言わせたい!って俺は深く思った。男は遠慮しないで言わないとこれから大変なことになる。本当にいいものだけが生き延びる、そういったキワメ漬けの時代がドックインしていることを俺は直感した。黙っていては損をするし、一般人の力量から貰うものが多大だ。生き延びるツテやコツで、この番組は今後も隆盛するだろう。そして俺は意外なことを耳にする。あのひろしのカレンダーが売れ行きが好調だったということだ。人生最奥が馬を、ふと思った。俺も好楽と替わり交替でやったひろしです・・・を見た記憶は新しい。つまり俺たちの凱旋は無限にあるということだ。