イエローダイヤ・マン《標榜編》〔9〕Gショックという命名の時計がその名前を獲られないために、AからZまでを登録し寿命を死守したことは有名な話だが、俺たちの世界にも言葉に神経を尖らせるそういったジレンマがあって、特に芸人が吐露した言葉でも秀逸でそれが世界を牽引出来る言葉である時に、俺たちに選択枠が回ってくるときがあった。いち早くみんなに伝えたい!シェアーしたいとそう意気込むときに著作権的な憂鬱が俺たちを網羅する。比較的大きな機構であるために俺達はすかさず難関を突破して来たものの、新たなるルールインの時代に突入した観はあって、芸人の言葉を巡って特にその方面では凌ぎを削っていた。例えば今回のアメリカ大統領戦だがある芸人の弟の方がこう言及。クリントンを選ぶか、それともトランプを選ぶかは、まるで、メリーゴーランドに乗るか?それともお化け屋敷に入るかのどっちかですよね~これを早速今週のプリズムに載せようとしたらば上司から呼び止められる。俺はギクっとする。それ、かなりいい線いってるからアメリカに飛び火させたい!っていう意外な組み分けで、俺はそこで気持ちワンランクアップルになる。なんで芸人の言葉をフォローするだけで?ってみんなが思う場面だろう。俺にも最初わからなかった。