イエローダイヤ・マン《標榜編》〔6〕父にも何か趣味があれば?と思う場面だが父にはこれといった趣味がなく、もっぱら母の替わりを代行しているそういう姿に俺は凛々しさすら感じた。父が母に言われゴミを所定場所まで持っていく。なんだか絵になるし俺にとっては第二の洗礼だった。警察一族には偏った交友関係はなく贈答品ももらえないシクミで、変わった環境といえばそれは一般社会の当たり前でもあった。俺は小さいときから特殊な環境で育ったといわざるをえなく、ずっと青春期までひっちゃかめっちゃか育成された師弟なら実際に遭って見たいくらいだ。小さいときにこういう事件があった。ゲーム豊富に揃えたその友達の家に俺は毎日のように行きたかった。ごく近い場所で、母親同士も実は仲良しなのか?って最初は期待した。しかし俺の母親に縛りがあった。入り浸るような出入りの仕方や特定の友達を持つことに母は制限を設けていて、口うるさくて、俺は耳にタコが出来ないように耳栓をして攻防したくらい。しかし母親は無難派とは上手に付き合い社交性を発揮していったが、俺の大好きな友人が親友になる前、ハドメを掛けた恨みツラミを俺は根に持っている。防衛や警察の根本を家庭が握ると俺は見ているし、今キラキラ輝いて俺をいざなうのは1985年から1990年までに生まれた大リーグの選手たちなのだ。