イエローダイヤ・マン《標榜編》〔3〕俺の煮詰めたいことと今の仕事は合致で小さいときから俺は人の言葉に連動しすかさず想像しているような性癖があった。この性癖は癖と呼ぶだけあって、時々怒りにも通じることがあって、口が達者な友人がこうのたまったことがあった。俺の母親のことだ。なぜ、いつも面白い声なの?なぜ、お化粧全然してないの?俺は化粧なんぞ母親はしてないことが誇りだったが、友人にはそれが埃に写っていたっていう驚愕。全家庭に基準や水準は稼働で普通のいいとこの家の専業主婦は化粧というものをおざなりにはしないのか?・・・っていう見取り図で俺はたまがる。親同士が仲良くなれるかなれないかの?線引きにも値で俺は一歩引く。完全にその友人とは一線画したし警察一家の家庭とはいつも根本に節約があるのを皆意外と知らず、自衛隊も似かよる部分だろう。いつなんどき出る、出ないといけない緊迫時の為に腹七分が厳守だし、はっちゃけて酒を食らうのも引退してからだ。それだけ有事に備える危機感が家庭内にも波及していて選ばれる妻にもそれなりの覚悟やたしなみが求められ、自分の母は、化粧してないことが俺にとっては当たり前でもそれが違っていた衝撃・・・・。洗礼だった。