なんでこんな面倒臭いことやってる・・・?ってキャロルは思ったがそこが発火点になる。部屋の間取りが違う。実際最初に息子たちと来たときはどうだったろう、あのときに感じた大きな露天風呂の形・・・ええ?ちょっと背景や水車が?いやその次に来た時とは違う?よくよく考えて気が付いた。ここは偶数日と奇数日、完全に部屋が男と女が入れ違っていたのだ。いじめを失くすために効力があるぞ?!と今・・・気が付く。そして推理小説にもこれは生かせるぞ?って。男の日と女の日を自分にも設定して、男の日は静かにして女の日はナイチンゲールになるのだ。そうやって過ごせばいじめたい気持ちも無くなり本気でいじめたり慣れで相手をいじくったりが減る。なぜなら自分が毎日新しいし、自販機の場所も毎日変わってくるのだ。いじめに負けない人生論を絶対に外せなかった。自分がいじめっ子だったからだ。