俺が最も期待していた投手、ホセ・フェルナンデスを失い、まさかそれが現実だとはまだ、俺の中で納得出来なくて信じられないことだ。あれはjジョーク、マチガイだった!と彼が笑顔で突然現われるような気になってしかたない。ニッポンではドッキリという番組があって最後カラクリでした!!で終わるがあれなら俺は許せるしバンバンザイだ。そんな番組に乗せられて、彼が短い期間、時空をさまよっていて、帰還に今、准じているように俺の中での切なる願いは帰着する。彼はもはや帰らない、その現実が俺を悲しい宥めに追い払う。彼ほどの器は五十年に一度で、そんなに現われない大器だったと思う。もちろん立派な投手はうなる程いる、その中で彼が輝いたのはやはり伸びていくだろうノビシロがあったからだ。素直で嘘が付けない笑顔とそして人なつこさ。その愛くるしい表情とはギャップだった強いカリスマ。彼の中で何かがバランスを崩したのだろう。大器を充当に伸ばす手腕が望まれた。デルスカイしておこう。永久保存型マウンド王子だ。