サファイア・マン《面白い男編》〔99〕芸人さん達こそはひとつの身近な結婚スタイルだしそれなりの参考書になるし、彼らが一般の社会人とは違う芸能界にいるとしても親近感が沸くのはどん底時代を這い上がってきたという人間的資質に賞賛の証しを見るからで、そこを重視すれば、自分たちだけ通じる台詞で話し込んだりは幾ら司会者であっても避けないといけません。その笑いの意味が観客にわからなければ意味がない、つまり死に体なのです。二十世紀と二十一世紀の間に大きな世界有数の川が流れていてそこにはアメリカ船も居れば、平成船、昭和船もいれば韓国船、そして新世紀船も居る、そこに群がり停留しているとの大きな視野を持って下さい。そうすれば見えてくるものがあるでしょう。時間が平等にみんなに与えられていてそこでの勝者は金銭の勝者だ!との観点をまず是正しクリアしなければなりません。金銭の勝者や学歴の勝者の考えをひとまず置いて、そこに停泊する様々な小船を見分ける能力を付けなければなりません。新世紀の大型人を目指すときになぜ、小舟を見なければ?とみんなは少々いぶかるかもしれません。積んでいるモノが違うのです。キャロルが積んでいるのは世界列強を凌ぐ才です。そこにまだ気が付いていないことが面白いのです。