フィリピンでの終戦近い頃の映像をあれだけ映画として正確に表わしたものが中々ないだけにグレゴリー・ペックマッカーサーを演じた昨日の映画・・・戦後の日本が、軍人の息の根を止めないといけないというアメリカのみならず、ニッポンみずからの攻防もよくわかるし、帝国陸海軍というものへの世界の憎悪は計り知れなくて、戦後十一年経って生まれたキャロルにもその大波が襲ってきたのも理解出来る。戦後のニッポンでは大佐などと言う言葉自体、迂闊には発声出来ないし、事情もわかる。お笑いの世界のみ。パーマ大佐などもいる。戦後のニッポンを形成し作った兆本人は何を隠そう、アメリカ合衆国なのだ。ケサボイで、アメリカ合掌国!!へこへこせざるをえなかった・・・。そういったアメリカナイズされたニッポンの歴史を昨日まざまざと見ながら、イジメも感じた。ニッポン丸ごとアメリカの手の中にあったのだ・・・という実認識だ。いじめに負けない人生論、キャロル総帥が育まれた素地は間違いなくこのジャパンだ。杞憂はするなよ。