サファイア・マン《面白い男編》〔96〕長崎に居る間は通い家政婦のような仕事をしていたキャロル。銭座町の彼のマンションに行って、そこから近いスーパーまで行き夕食を作り置きしたりしていたんですが、彼は土曜日もゴルフなどで忙しく、完全に会える日曜日の午後でもマージャンに出掛けたりで、そこまで彼が結婚出来なかった理由も頷けました。しかし一緒に住めばきっと変わる!!とそう高を括っていたのです。入籍イクオール銀行員の妻はそうは問屋が卸さないっていう事態ですよね、結局この南区大橋の時代がキャロル総帥を引き寄せ、世界の強豪にしてしまうし、川柳や標語もこのときドックイン。四年間も銀行に結婚を届けない彼にキャロルは宣戦布告をこころの中で出します。男がそこまで差別の法則を徹底させるのなら受けて立とうということ。彼にはもちろん話しません。内奥をすべて話すことは避けないといけません。そこがニッポン女子の無敵・・・そして長崎を去る寸前での映画のようなワンシーンをここで紹介しましょう。彼の部屋の固定電話リーン、リーンと鳴る。四回目で取る。それは彼からで、叱られるんです。取らないように言ってたはずだよ?なんで取った??沈黙が二人の間に流れます。後にプリティ・ウーマンで全く同じシーンを観たときには示唆があります。このヒロインと全く同じ自分に将来なることですがねん。