キャロルが存在を無視されて、書いたものさえ、まるで、他人のもののように扱われてきたのも戦争の陰があったと思う。影響顕著だというとそれはないものの第一、作家の処女作の著者である名前を販社が偽装したという時点で、その軽い扱いで、すべてわかる。見えてくるのは敗戦国の軍人末裔たちへの扱い・・・。特にキャロルが女子だからその扱いが天と地の地になってしまう。。それも致し方ない。天と地をベンジャミンしてこう。それ程に、陸海軍人の罪は大きくて、今日イチロー選手がプレイする球場はノースキャロライナ陸軍基地。そこでの試合は今回一回。見る価値はあるし、キャロが大好きだった、ヴィヴィアンリー主演の風と共に去りぬが十年掛けて完成したのがこのアトランタだと知って益々感慨深くなるんだ・・・。ここでアメリカの軍人の姿と家族のすべてを見てニッポンでのキャロルの扱いを比較しよう~って。特別試合で、軍関連の招待客だという。敗戦のとばっちりを受けたキャロだが、この大リーグに出会えたことをイチロー選手がより身近にしてくれたことをこころより感謝するんだ。