俺は銀行に入ってからというもの、金に困ったことなど一回も無く給料日をこころ待ちにしたのは最初の一年間くらいで、行員専用の積み立て預金が当時相当の利率があり、俺がその限度額一杯の貯蓄がオーバーになるたびに他の通帳に移していたという顛末。つまり、それには二百万円という限度があり、それ以上を超えるといけなかった。普通預金、積み立て貯金、定期、総合口座と俺が、生涯に自分用に作った通帳だけでも相当分。大体、人は生涯何冊の通帳を保有するのだろう。キャロルと一緒にとあるCMをみて自動運転のクルマの生産では、世界屈指の技術力と自負する、ドイツの有名メーカーのCMで、俺が訊いた。タクシーを利用しないでこれなら楽々老後も運転出来るね?あいつの答えはこうだった。自分で運転しなくても、たとえ、自動運転でもしんどいし、人と関われるタクシーの方がどっちかといえばいいわ~俺はそれを聴いてこいつにも俺の癖が伝染したことを知る。買えない人間の負け惜しみ・・・。そういうのにタケてくるっていうと人生後半が面白いっていうあのイオンのCM通りになるのだ。はっはっは~デルスカイしとこう。ドイツ博覧である。