俺は昨日これまでの常識を自身が持っていた常識を捨ててしまった。メッツのシンダーガードである。この名前を何回聴いても俺は間違って発音する、ので、キャロルが死んだと思って頑張るのよ!って覚えてご覧?って打開策を持ちかけてようやく昨日完全に覚えた。俺たちの、もちろん世界の人々の常識を翻した投手としてその名が昨日は世界を駆け巡ったことだろう。投手だけの打点、しかも二打席連続ホームランで計四点を稼ぎ一点差でチームを勝利へ導く。九回はファミリアに託された。託されたファミリアも慌てた。いきなりゴンザレスにヒットを浴びたからだ。一点を返す。しかし反撃はそこまでで、とうとう投手だけの打点でメッツを勝利に導いた。こんなことがあってもいいのか?しかもこの歴史的な快挙に前田投手が花を添えたのだ。天は二物を与えず・・・この言葉の軟弱さに平伏したキャロルと俺だった。デルスカイしておこう。ダブル平伏しである。ひと呼んでスイーポンだ。これならスイープされる方が良かったから。