昨日手に取って読んだ本は三冊。しかも音楽のコーナーを見つけ心酔した。一冊はこれはこれからピアノにいそしみたい人には役に立つ東いずみさんのピアノ上達練習の本だ。初級中級とあるから今ドレミくらいいじれる人なら貴重な一冊。そしてあのティンクルティンクルリクルスターのキラキラ星の歌はフランス楽曲なことを知る。今までアメリカだとばかり。そして武田鉄也さんの西の窓辺にお行きなさい。この武田さんの考え方の深さにびっくりした。面白い人にはえてして深さはないが、この方にはこだわりのらせん階段がこころにあるのだ。そして運命の一冊に出会う。尾崎豊さんのお父様の御著書だ。確か題名は、もう一度君に出会うための旅。尾崎さんのことは知ってはいたがこんなに早く亡くなっておられたのに驚く。弱冠二十六歳なのだ。なんという早さだろうか。そしてお父様が素晴らしい。息子さんのことを育みながらいつも傍らに短歌があった・・・。この豊さんの才能がもしも平成まで続行されてあったならニッポンはもっと違う形をしていたかもしれないとまじで思った。芸術家とはそれほど、偉大な存在なのだ。彼は今どんな思いで見下ろしているのだろう。ニッポンのこの姿を・・・。キャロルはこの本を手にして良かったとそう思った。しかも自衛隊にゆかりのあるお父様であることがなおその気持ちを確かにしたのだった。