月曜日の二投目がハセスの法則・・・。元バンカーの店長にキャロは若い時代お会いしたことがあって、偶然も偶然。ロイヤルボックスオーナーはお気に入りの支店長やその側近バンカーをよく自分の店に連れてくるそういうバンカーチックな人物で、彼女はチャキチャキの親和銀行のバンカー。しかも窓口いた。なぜ、彼女を覚えていたかと言うと、実は顔立ちなんだ。可愛くて、気が強くてしかも、声もデカイ。それで、席についたこともあり覚えていた。店長は、それを話すとびっくりして、今は向こうが店長、キャロは出来ないスタッフだ。昨日は四十五分遅れて入店。それを自分でやり遂げることで、キャロルは彼女に一歩近付いたかも?って。銀行の仕事はエンゲルスと密着。誰もがあの小銭センサーを一台持っているわけではない、このエンゲルスと最も親しくなったものが成功への早道だろうか。発明の分野ではこれ程、長い間愛されたものはなく、キャロは電源入れないでもいい太古性に注目する。発明とは元来こういうものだった。ハセスの法則・・・彼女に一歩でも近付くために二十代からすでに出会っていたのだ。