俺がもしも二十四時間自分の部屋から出て来ないとしても、俺のことを心配する人間はいまい。ステージ2をステージ4と嘘をついてた。それは勘違いだったで済まされないし、吹聴していたと取られてもおかしくはなく、嘘の罪は堅い。俺は自分が嬉しいけれど悲しいのだ。嘘をつこうとした訳ではない。俺はどちらかというと早合点するタイプ。そこは夫婦茶碗のキャロルと俺。恥ずかしいし、こういうことは人生で二度とはしたくない。余命が増えた分、俺は自分の粗相と今厳しく向き合うのだ。しかもこの茶碗という字。俺はずっと今の今まで腕だと思い込んでた。俺とキャロルは世界中探しても見つからない夫婦茶碗なのかもしれない。デルスカイしておこう。愛と真〔マコト〕だ。