サファイア・マン〔かけがえのない男編〕〔61〕今とっさに思い浮かんだので忘れないうちに書いておきましょう。ラブレターの中身、ちゃんとみんなに明日披露します。所々、ウロ覚えですが、肝心カナメは文末でしょう。かけがえのない日々をまた使用しているのでは?これは言えますよね~言葉に鋭敏だったキャロルが中3で、このかけがえのない・・・に感動して、盛んにそれから使うようになる・・・それで、このラブレターにもしたためた可能性大。さ、完全文系という言葉で、この反意語は完全理系です。どちらも文系は文系に秀で、或いは、理系も並外れて出来るんだけど、前者は理数系は本当の馬鹿。そして後者もホンモノの文学音痴。こういった者達の中にこそ真実のジーニアスはいるのでは?と。キャロルは文章の達人だと自分を思わない。ただ人々に何かしら、示唆を起こさせることに得意なのでは?と自身を観察します。自分の誕生日に拘る人間ばかりですが本当に大切なのはその九ヶ月前。受胎時です。キャロルなら西暦1955年の十月終わり(実際]肉体関係のあった日の九か月後から二週間引いたのが出産予定日)そして濃厚オータムから冬に入る頃。その頃のニッポンではどういう社会的動きがあったのでしょう。ここに力点も支配図もあります。約九ヶ月お腹にいた間のことをキャロルは覚えているのです。