あれがキッカケで、電気ストーブが危ないということに気がつき、父のいる場所から離して病院に入院するというリズムを掴む。そんな父の思い出のコートをノバはごみの日に出してしまう・・。激昂のキャロルだ。なぜ?袖は確かに焼けているけどあのコートは一万円を下らない。しかも袖から火が出て、父が恐怖に巻き込まれた因縁のコート・・・。なぜ捨てたの?とキャロル総帥は問い詰める。わ、悪かった・・焦げているからもう使用はしないかもって。これだから元バンカーはダメなんだ。人間のこころが見えてない・・・。このコートは父の恐怖を炙り出すコート。娘キャロルにとっては最も大事な形見なのに。涙一杯のキャロルにノバは謝る。ごめんなさい、済まなかった・・・。父は黄泉の国でこのイサカイを逆に喜んで観ていてくれるだろう。自分のことを娘が夫と喧嘩までして思ってくれているのかって。