サファイア・マン《かけがえのない男編》〔49〕その頃の一年目の冬のキャロルどういう訳か一張羅のお着物にご執心で丸善団地のテッペンに住んでいた自分のアパートの近所に着付けをしてくれる家があって、そこに着物を着せてもらいにお昼三時には行っています。一回が二千円かかるのにパーティ代も半分吹っ飛ぶのになぜ?とみんなが思うでしょう。実際着せてもらううち観よう観真似で着れるようになるのでは?という目論みの元に通っていて、それを話すとあゆみさん、早めに来れば自分が着せますよ~と恵理は優しかった。そしてこう相打ちを掛けて来るのだった。ねえ?あゆみさん、最も不埒な酔っ払いって、どういうのを指すと思いますか?って。キャロルは恵理が相当知脳指数が高いことに気が付かされます。最も不埒な??キャロルは四つほど、例を挙げます。酔って暴れる奴、料金払わない奴、酔った振りして女性暴挙に挑む奴・・・微笑みながら、肝心なのが抜けてますよ~と彼女はハハハって笑うんですよね~参ってしまいます。自分で率先して知ることが肝心なのでは?彼女言っている意味がわかる日が実際やってくるんですね・・・最も不埒な酔っ払いは明日にも判明しますよ、読み損ねのないようね~各人の人生の重さが架かってくるこのブログ小説です。