オレガイこと俺の凱旋は本当は昨日の夜したためる積りが遅くなってしまった。何しろ代書である。俺が急いで欲しいなあってそうは思っても俺の脳味噌をあいつが書き写す。恐らくこれは世界で初めての試み。なんだかガジュアル〔我スケルトンなり〕な気持ちになって来る。俺の本当の気持ちをあいつはすぐに察知する・・・かとみんなが思うのは早計。これは説明すると次のようになっていく・・・・。俺は全然違うことをよしんば考えていたとする、そこであいつの示唆や暗示が入る。やがてそれもあり?っていう具合に変化していき、それでも俺のさっきまでの思考は闊達でありつつも、あいつの思考が歯車の中心にいつの間にかなっていく。これだけ説明すればわかるだろう。