コンビニでも孤立を深めるキャロルだが、こうして親友が出来たことが脇田大佐は嬉しい。彼は深夜パートナーだったときも休憩時間でもクルマの雑誌をめくってた。そういう仕草が孫であるキャロルのこころを鷲掴み。エゴイズムの塊なのは、キャロルに関しては仕方ないかな・・・とそう脇田大佐はおもんばかる。なぜなら、天才と凡人を同位に秤に掛けられる凡人こそが、未熟で嘆かわしいのだ。そこは大佐は厳しい。軍人でもわかる。同期でこれは出世するぞ!っていうのに二種類はいるからだ。天才肌で逆に干される奴と、マスコミ受けが良くて出世する奴。脇田大佐は自分を回想するのだ。俺は・・・どっちのタイプにも属さないマイファミリー主義。きっとアメリカ人とは絶妙のコンビが保てるだろうとそうニンマリ。脇田大佐は孫のキャロルを鯵のぜいごだとそう表現する。包丁で最初に抉り取っておかなければならなかった部位。両親が甘やかしそれをやってなかった。だから鯵のぜいごは残ったものと・・・でわ大佐、喜一郎定食お願いします。エゴイズム 通せば鯵の ぜいごかな