思い込みの激しいニッポン人は俳句が川柳を上回る、そう誤解している。キャロルはこの川柳を俳句以上の、ステージに上げたいとそうもくろむ。そのため必要とされることは、柔軟な感応を各人が培うことが第一で、その生地はすでにある。お笑いが浸透している、このことが勝利に導き易くしているし順路は完成、やりやすい。馬鹿笑い、シニカル、皮肉、ペーソス、冷笑、クスクス、ラジカルな嘲笑、これらが笑いの成分として認められていて、俳句に勝る効果が見込める。今朝は脇田大佐の俳句だが、そういう川柳を念頭に彼が俳句に挑むことに意味がある。でわ大佐、喜一郎定食お願いします。霜月の 甲板より見る 白夜かな