今期が始って15日、滑り出し快調とはいえないんだ。グリルのシゴトって地道な上、危険もある。フライヤーでは高熱の油、オーブンからドリアを取り出すときは声を掛け合う、そういった動作なしでは危険なんだ。この厨房でキャロルが最も注目するのが、韓国辛味噌で、このソースが持っている独特の溶け合う力なんだね?昨日は間違って、トマトソースをかけてしまい、作り直しだった。色が似ていて間違った・・・周囲の失笑は言うまでもないが、この作り直しも意義があって、キャロルを見守ってくれている仲間の忍耐力を感じる。じかに感じて嬉しくなってしまう。最後に絡ませるのはソース・・・。ここをマチガイさえしなければ人生は美味しいフルコースになれるのだ。