ルビー・ウーマン《黎明編》〔77〕この国に本当の意味での革命家が出てくるとすればそれは、男だと誰しもそう思ったが、意外や意外、それも孫容子であったとは?俺にもこれこそが、もったいない話・・・あんな容子で任務が務まるのか?お前の心配はわかるが、革命家にはそもそも自由がある、そして容子の場合はハートの革命家だ、防弾チョッキも要らない。しかし、容子を恐れる連中の攻防には目を離せません。わかるぞ、脇田大佐、しかしながらニンゲンには無防備を恐れる気持ちが優勢なのだ、容子攻撃する前に必要なことに着手する、容子解剖だ・・・。これまでなぜ、誰もが名前すら知らなかったのか?そしてこれだけの語彙数量が書けるのか?解体新書のようなものですね?そうだ、相手も知らずに攻撃するなど、ことニッポン人はやらないものだよ。容子のレベルに勝てないと思う者は敗者宣言するか、泣き寝入りでしょう。それ以外のプライドある者達は?そうだな、社会性のある者から順番に容子の配下になっていくだろう、この革命が特別のものだからだ。特別の?そうだ、お前もわかっているように、遺伝子レベルの水準でいえば、未曾有の人類であることは自明。この才ゆえに、干されてきた容子だが、スプリングカートが牽引するのだ。四季の美しいニッポンならではの手法ですね?どういう立ち回りが最もそつがないのか各人が考えている間にも、容子の理想は世界の尾根を駆け巡る、自意識に垣根はないのだ!いいことですね、そういう時が、ビューティフル・タイムが来るなど俺は予想だにしませんでした。ミートルゥ~